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『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』の考察

『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』の考察

※スーパーネタバレタイム

非ハリポタファンの友人2人と公開初日に鑑賞してきました!
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▼感想
・予想以上の『ハリポタ』感
・俺たちのジェイコブ!オチもジェイコブ!
・ここでジョニデ……だと?!
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今作はハリポタスピンオフの位置づけですが、ハリポタシリーズに欠かせない要素(魔法、ファンタジー、アクション、ロマンス、暗いテーマ)が全て取り入れられているし、 『不死鳥の騎士団』~『死の秘宝part2』までを担当した監督が撮っているだけあって魔法世界の描写も馴染み深く、すごく楽しく&安心して見ることができました。

ですが、今作は全5部作の1作目というだけあり、謎が謎のまま終わる部分が多い!ということで、自分なりの考察をいくつかまとめようと思います(^◇^)考察は個人的なもので、次回作以降の展開には責任を負いません!笑

また、最後に備忘録として、気づいたことや友人からの質問をまとめています。

考察

(1)グリンデルバルドのクリーデンスに対するスキンシップが耽美で怪しすぎる話。
:自分に恋心を抱かせようとしていた。

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グリンデルバルドのクリーデンスへの接し方があまりにもホモホモしかったので、その意図を考えてみた次第です。

グリンデルバルドはクリーデンスを自分の思い通りに操るためにハニトラを仕掛けていたのだと思います。実際、クリーデンス役のミラーはこのような発言をしています。

“ふたりの関係には明らかに人心操作的な要素がある。”(映画パンフレットより)

この頃のグリンデルバルドは、アルバス・ダンブルドアとの関係を経て「恋心を利用すれば人間を簡単に利用できる」ことを学習済みです。 つまり、グリンデルバルドがクリーデンスを自分に惚れさせようと考えるのは自然なことなのです。

ダンブルドアの恋心について、原作者のローリングはこのように発言しています。

ダンブルドアはゲイであり、グリンデルバルドと結託していた頃、彼に恋をしていました。”

この恋心によって、ダンブルドアはグリンデルバルドの野心を一緒に実現しようと躍起になります。ちなみにその野心とは、死の秘宝の捜索、国際魔法使い機密保持法の撤廃、魔法使いが率いる世界の樹立です。

“グリンデルバルドはダンブルドアを愛してはおらず、彼を利用していただけ。”(インタビュー中でのローリングの発言より)

しかしグリンデルバルドにとって、彼は自己実現のための1つの道具でしかありませんでした。 グリンデルバルドはこの経験で「恋心を利用して自分に心酔させれば、才能豊かな人でも容易に操ることができる」という成功体験を得たのです


さて、グリンデルバルドとクリーデンスの関係についてですが、映画パンフレットにはこのようにありました。

“グレイブス(=グリンデルバルド)は自分に必要な洞察力や情報をクリーデンスが持っているに違いないと信じていた”

グリンデルバルドは自分は持っていない、けれどクリーデンスが持っているものを利用したかったのです。 それで、ダンブルドアとの関係で培ったものをクリーデンスに「披露」しました。

その結果、大人の男性に免疫がない上に、いつも自分の居場所を探している孤独な少年はまんまとこの罠にひっかかってしまいました。

また、完全に蛇足ですが、ダンブルドアとクリーデンスのグリンバルドとの出会い方は似ています。 2人とも、本当の自分を抑圧している環境下でグリンデルバルドと出会っているのです。

ダンブルドア
ホグワーツ卒業後、実家のあるゴドリックの谷に戻ることになってしまったガンブルドア。 そこには彼の本来の力を発揮できるようなチャンスは転がっておらず、彼は己の若くて貴重な時間を浪費していると感じながらそこでの生活を送っていました。 しかし、そんな田舎に突然グリンデルバルドが現れます。彼は魔法の才能だけでなく、野心や先進的な考えを持っていました。 そのことに気付いたダンブルドアは、グリンデルバルドを自分のことを退屈な生活から救ってくれる救世主だと確信し、最終的に恋心を抱くに至ります。

●クリーデンス
魔女である母が死亡した後、新セレーム救世軍(NSPS)の主導者ベアホーンの養子となったクリーデンス。 魔法使いの根絶運動を手伝わされる日々を送ることになります。グリンデルバルドに「魔法を教えて」と頼んでいたことから、おそらく彼は自分がいずれ魔法学校に入学することになると知っていました。 しかし、現実は魔法教育を受けるどころか、自身の中に流れる魔法使いの血が原因で他の兄弟よりも酷い折檻を受ける毎日です。そんな惨めな人生に、ある日グリンデルバルドが現れます。 クリーデンスにとって彼は自分がいるべき世界への唯一の扉とも言うべき存在です。その上彼は自分の力を認めてくれて過剰に優しくもしてくれます。 クリーデンスは、グリンデルバルドとの接触を重ねる内に、彼のことを「唯一の味方」であると考えるようになります。

こうしてみると、グリンデルバルドは承認欲求が満たされず、かといって満たすチャンスもない人に取り入るのが得意なようです。 今作では、グリンデルバルドはクリーデンスに、「君は特別だ」「君にしかできない」「信用できるのは君だけだ」という種の言葉をかけ続けていました。 そういった人たちを操るために効果的なものは何か。グリンデルバルドはその答えを知っている人間のようです。


(2)クリーデンスの死に方に救済がなさすぎる話。
:クリーデンスは死んでいない。

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子供が不当に犠牲になる話が個人的に好きではないので(笑)、クリーデンスには生きていてほしいと思います。

子供も容赦なく死んでいくことはハリポタシリーズの特徴の1つですが、その中でもクリーデンスは最も救われない最期を迎えた1人です。 本来ならばちゃんとした魔法使いとしてアメリカ合衆国魔法議会(MACUSA)に守られるべき立場にいるはずだったクリーデンス。 しかし彼は、初めてその魔力を振るったその日にMACUSAの闇祓いによって屠られてしまいました。

ただ、本当に彼は死んだのか?ここには再考の余地があると思います。

私の考えでは、クリーデンスは生きていて、次回作以降の主役(格)となると思います。

理由は以下の6つです。
①強大な魔力を持っていることがほのめかされている。
②今後グリンデルバルドとダンブルドアが物語の中心に関わってくることがほぼ確定している。
③ハリーやトム・リドル(=ヴォルデモート)と境遇が似ている。
④オブスキュラスの一部が街に逃げて行った描写(?)がある。

では1つずつ補足していきます。

①巨大な魔力を持っていることがほのめかされている。
オブスキュラスを発生させていたクリーデンス。しかし彼は、その宿主となった子供は10歳になる前に死んでしまうという原則には当てはまりませんでした。 それを制御することに成功していたのです。

しかしそのために、彼のオブスキュラスは「あんな規模のは見たことがない」くらい育つことになってしまいました。 その力はグリンデルバルドをして、「これは奇跡だ!」と言わしめたほどであり、また、それを目の当たりにしたニュートも「彼の力が強かったんだ」と言っています。 最終決戦前のこのシーンは、クリーデンスが強い魔力を有してることの根拠とするには十分です。

しかし、そもそもグリンデルバルドはクリーデンスのことをこう評価していました。

“一目見てすぐにスクイズだと分かった。”
グリンデルバルドは確固たる根拠をもってこの捨て台詞を吐いているようでした。 しかし実際はクリーデンスはスクイズではありませんでした。そもそも魔力を持たない人間にはオブスキュラスは生じず、「長年蓄積する」ことが不可能だからです。

また、同じ理由で、クリーデンスが「遅咲きの魔法使い」である可能性も否定されます。 魔法使いの血を引いているにも関わらず11歳になっても魔法が使えない人はスクイズと烙印を押されてしまいますが、 その後、絶望的な危機に瀕した際に魔法能力を開花させる人がいます。そういった人のことを遅咲の魔法使いと呼びます。オブスキュラスを秘めていたということは、クリーデンスの魔力がすでに開花していたことを示しているため、クリーデンスは「遅咲きの魔法使い」でないと言えます。

このシーンはクリーデンスがグリンデルバルドレベルの魔法使いを欺き続けることに成功したことを示しており、私個人的には重要なシーンです。

なぜなら、クリーデンスがかなりの「開心術」および「閉心術」の使い手であると考えることができるからです。 しかしこの根拠を述べるためには、グリンデルバルドに対するクリーデンスの態度だけでなく、 ハリポタ世界に登場する双方の術の名手(ハリーやスネイプ、ヴォルデモートおよびダンブルドア、そしてクイニー・ゴールドスタイン) との類似点を述べないといけないので今はやめておきます。気が向いたら書こと思います……笑

とにかく、クリーデンスは強大な魔力を有しているだけではなく、「開心術」や「閉心術」を自然と使うことができる才能ある魔法使いである。というのが本項の結論です。ハリポタ世界では「開心術」や「閉心術」の素養は魔法の才能と直結していることが多い(優秀な魔法使いに「開心術」や「閉心術」の使い手が多い)ので、注目していきたいところです!

②今後グリンデルバルドとダンブルドアが物語の中心に関わってくることがほぼ確定している。
メタですが、ジョニデ演じるグリンデルバルドが今回の登場で終わるわけがないですし、そもそも次回作以降ダンブルドアが登場することが公式発表されています。 今後ファンタビシリーズがこの2人が関与するストーリーに発展していくならば、グリンデルバルドに確執を持つクリーデンスが登場する動機は十分あります。

例えば、クリーデンスはダンブルドアと決別後のグリンデルバルドとなんらかの関係があってもおかしくありません。 この時期のグリンデルバルドはハリポタ本編の主要キャラクターとの関わりがなかったため、詳細なことが明らかにされていないままなのです。

再登場したクリーデンスがグリンデルバルドとタッグを組むのか、敵同士となるのかは分かりませんが、個人的感情としてはぜひ一度は闇の魔法使いになってほしいなと。闇堕ち、大好物なので……。

③ハリーやトム・リドル(=ヴォルデモート)と境遇が似ている。
ハリーとリドルの生い立ちが似ているのは有名な話だと思います。
2人とも、
・幼い頃に両親と離れ離れになり
・マグル界で育ち
・自分の魔力を隠しながら暮らし
・11歳の時に魔法界の大人と接触して
います。

クリーデンスも今のところほぼ同じ経歴を辿っています。 細かい違いはありますが、その中でも特に大きいのは「魔法界の大人」でしょう。ハリーとリドルはダンブルドア(に遣わされたハグリッド)なのに対し、クリーデンスはグリンデルバルドなのです。 ここがクリーデンスの別れ道なのかもしれません。闇堕ちフラグがビンビンです。ありがとうございます。

④オブスキュラスの一部が街に逃げて行った描写(?)がある。
映画の最後で、クリーデンスは闇祓いの攻撃によってオブスキュラス共々爆発してしまいますが、その際に赤いニョロッとしたものが地上に逃げていく映像があります。 これがクリーデンスの一部であるならば、ヴォルデモートと同じようにして生き延びている可能性があります。

“俺様は肉体から引き裂かれ、霊魂にも満たない、ゴーストの端くれにも劣るものになった…しかし、俺様はまだ生きていた。”

①前提になってしまいますが、クリーデンスの強大な魔力が彼のことを生かす手助けをしてくれても不思議ではありません。

以上がクリーデンスが生きていると考える根拠です。

ハリポタ世界には「声を上げる者こそヒーロー」という考え方が根付いており、 それができる年齢なのにそうしなかったクリーデンスは世界に殺されてしまいました。しかし彼にはもう一度チャンスが与えられると信じています。

(3)モデスティの話。
:魔法界に理解を示す「ノー・マジ」として再登場する。

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クリーデンスの妹モデスティは、ずっとオブスキュラスの宿主だと信じられていた。しかし実際そうではなかった……というのが今作の話の流れですが、本当にモデスティは本筋となんの関係もないのでしょうか。

実は魔法使いに寛容であるという描かれ方をしているモデスティはかなり気になる存在です。

・杖を隠し持っていたり、NPSPのチラシを投げ捨てたりしている。
・ベルトがひとりでにメアリー・ルーを攻撃したり動いても畏怖の念を抱かない。
 ⇒魔法(動物)を前にしたジェイコブと同じ反応。
・魔法使いの血をひいているクリーデンスの不幸な境遇に同情的。

クリーデンスとモデスティには一定の信頼関係がありました。例えばモデスティはショー上院議員に心無い言葉をかけられ傷つくクリーデンスに手を差し伸べます。 クリーデンスも彼女の情報を最後までグリンデルバルドに渡しませんでしたし、杖のことをメアリー・ルーに告げ口しようともしませんでした。2人は味方同士なのです。

これらが伏線だと考えると、モデスティは今後魔法界に寛容なノー・マジとして活躍しそうです。さらにメアリー・ルーの前では本心を隠して「魔女狩りの歌」を頻繁に歌っていたことなどを考えると、彼女は 立ち回りが上手い聡明な子供のようです。同じく歳のわりに賢い少女として登場していたハーマイオニーのように、 指導者的立場に就く可能性も十分ありえます。

余談ですがハーマイオニーは、「しもべ妖精福祉振興協会」の指導者として活躍するだけではなく、最終的には魔法大臣の地位に就きます。 実はハリポタ世界では女性の指導者の存在が珍しくありません。今作も、NPSPの指導者や、闇祓い部の議長は女性です。

そして、そんなモデスティと対立することになるのが義姉チャスティティなのでしょう。

NPSPの掲げる理念にかなり真面目に協力していた彼女ですが、ベアボーン家襲撃事件の際に死亡描写がありませんでした。(生存描写もないのですが……) そして、チャスティティはおそらく生きており、メアリー・ルーの後を継ぐことになると思います。 つまり、ベアボーン家の養子3人はそれぞれ異なる立場から魔法界に干渉するようになると考えられます。

(4)ジェイコブの記憶喪失の話。
:作為的にその一部が残ったままになっている。

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前提として、ジェイコブの記憶は失われています。最後、缶詰工場に向かうシーンでニュートの名前を呼ばなかったことがそれを示しています。 しかし、その一方で魔法生物に関わった記憶は完全には消されていないようでした。それと、おそらくクイニーについての記憶も。これはおそらくオチを見ればなんとなく想像できます。

では、何がキッカケで彼の記憶の一部が残ることになったのか?

クイニーのキスではないでしょうか。

あのキスはただの行為ではなく、記憶忘却を阻止するための魔法でもあったのだと思います。というか、そうならなんだか素敵です。 ジェイコブへの恋心を抱いていたクイニーは、最後にお別れのキスをしようと思い立ちます。その際に彼女は、開心術によってジェイコブが抱える様々な葛藤を感じ取ってしまったはずです。 みんなと別れたくない、みんなのことを忘れたくないという気持ちだけでなく、「魔法動物を模したパンを作れば、俺の店は繁盛するに違いないのに」という考えをです。

“これは夢じゃねえな……だって、こんな世界……俺の頭じゃ考えつかねえ”

ニュートのトランクで魔法動物と出会った際のジェイコブはこう感嘆の声を上げています。この時のジェイコブはパン屋開業の夢が破れた直後で、まだそのことに頭を支配されているはずです。 つまり、その頃からパンと魔法動物を結びつけていたとしてもおかしくはありません。

クイニーはそんな風に純粋に夢を追う彼のことが好きで、応援したかった。だから魔法動物についての思い出を残してあげたのです。 ついでに、クイニー・ゴールドスタインという存在の記憶も。

結果、クイニーは自分の魔法の成果を確認するためにジェイコブの店を訪れます。 クイニーにとってジェイコブが気になる存在であることをこの映画は最後まで強調します。 彼女はそこで、ジェイコブに魔法動物とクイニーについての記憶が残っていること、そして応援していた彼の夢が叶えられたことを知ったのです。

けれど、ジェイコブはモデスティほど今後の活躍は期待できないと思います。彼は仲間の他3人と同じく「はみ出し者」の1人して十分メッセージを伝えきっていますし、 映画の舞台がアメリカであることを強調するかのように「アメリカンドリーム」も成し遂げました。 今後クイニーとの関係がどうなるか分かりませんが、めざましい活躍をする余地はなさそうです。

そういえば、クイニーの姉ティナのロマンスの相手はもちろんニュートなのですが、最終的に2人は結婚します。そして、彼女たちの孫がルーナ・ラグフットと結婚します。 彼女はホグワーツ卒業後に魔法生物学者となるのですが、この仕事の中でニュートの孫と出会ったのでしょう。

(5)リタ・レストレンジの話。
:まだまだ情報不足。でもスリザリン生ではなさそう。

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原作ではレストレンジ家の設定はあまり語られていません。純血家系であることは間違いないのですが、そもそもスリザリン系の家系であることすら分かっていません。 しかしレストレンジはあのベラトリックスが嫁入りした家なので、十中八九スリザリン系と見て間違いなさそうです。 ベアトリックスだけではなく、その旦那と義兄(弟)が「死喰い人」だという設定もあるくらいです。

ニュートの恋(おそらく悲恋)の相手として写真だけ登場するリタ・レストレンジ。彼女のことをニュートは「自分と同じはみ出し者」と述べています。 そのことから、おそらくリタは、レストレンジ家に生まれながら、少なくともスリザリン生ではなかったのだと考えられます。

で、リタって何者?という話なのですがこれについては情報不足感が否めません。ブラック家の家系図にも名前が載っていないのでブラック家の誰かと婚姻関係を結んだわけでもないようです。

彼女については2作目以降で解き明かされていくのだと思いますが、気になるのはやはりニュートと決別(?)したいきさつでしょう。

“リタ・レストレンジ……彼女は「奪う者」だった。しかしあなた(=ニュート)は「与える者」を求めていた”

ニュートとリタは学校では気が合う友人同士で、長年「とても近しい」関係にあった……そうですが、結局ニュートが求めるものをリタがもっていなかったことで離れ離れになってしまったようです。具体的に何があったのか?今後のシリーズに続く重要な伏線であることは間違いないと思います。

前述の通りニュートの結婚相手はティナなので、彼女とのロマンスは今後起こり得ません。さらに、そもそもリタが既に故人である可能性もあります。リタはどのような形で登場するのでしょうか。楽しみです。

個人的な気づき

(1)『幻の動物とその生息地』の出版社:「オブスキュラス」出版社。
(2)ナーラックの隠れ酒場:「禁酒法」時代のアメリカを象徴。
(3)ニュートはホグワーツ中退?:発売された『幻の動物とその生息地』で彼はホグワーツを卒業したと書かれている。また彼の杖は折られておらず、魔法省で働いた過去もある。
(4)主役格4人は全員「外れ者」
・ニュート:魔法界でも危険視されている魔法生物の「保護」に躍起になっていて、人付き合いより動物付き合いが得意な外れ者。
・ティナ:闇払い部から地下にある「魔法の杖認可局」に異動になった外れ者。
・クイニー:働くことに疑問を持ち、加えて開心術の才能のため人付き合いが上手くいかない外れ者。
・ゴールドスタイン姉妹:両親が死に、2人だけで助け合って生活する社会からの外れ者。
・ジェイコブ:3人の魔法使いの中の外れ者であり、他のノー・マジと違い魔法を受け入れ思いやりを持って接することができる外れ者。
(5)青い虫:何匹かトランクから逃げ出しているが未捕獲。
(6)アメリカの魔法学校:グレイロックにある。名前は「イルヴァーモーニー魔法魔術学校」。
(7)ニュートのトランク:「他とはちょっと違う人が秘めているものが実はすごく魅力的であること」のメタファー。ティナやジェイゴブは彼のトランクに入った後に彼を認め、しっかりとした協力関係を結ぶに至る。 ニュートもまたそこで、魔法生物に対するそれぞれの思いやりの心に気づき、大切な存在として2人を認める。

友人からの疑問

(1)『幻の動物とその生息地』って何:後にハリーたちが使うことになる教科書。
(2)グリンデルバルドって誰:ヴォルデモート以前の最強の闇の魔法使い。最終的にはダンブルドアとの決闘に敗れて死亡。
(3)レストレンジって聞いたことがあるんだけど:ヴォルデモートの右腕ベアトリックスの姓。
(4)グレイブスが悪役なのは想像ついたけど、=グリンデルバルドの伏線ってあった?:3つあった。
①クリーデンスに渡した死の秘宝マークのネックレス。(原作ではこのマークはグリンデルバルドの象徴)
②ニュートに対しての明らかにダンブルドアを意識した発言。「なぜアルバス・ダンブルドアが君のことをそんなに好いているか分からん。」
③クリーデンスへの耽美な接し方。
(5)ニュートはホグワーツ追放後魔法省で働いてたの?日本でいう霞が関的なところじゃないの?霞が関かどうかはともかく、ニュートがいたのは「屋敷しもべ転勤室」という暇すぎる部署で給料は1週間2シックル。日本円に換算すると約128円。やばい(やばい)。
(6)「アッシュワインダーの凍結卵」?耳覚えがあるんだけど:「愛の妙薬(惚れ薬)」の材料として本編で数回登場する。


以上、私的なファンタビまとめでした。1人のアメリカ人がパン屋を開店する過程を描いた映画としては最高峰の出来でした(笑)!また何度か見に行く予定です_(._.)_